雑誌 | Begin No.423 2024年4月号
世界文化社が発行する『Begin No.423 2024年4月号』（2月16日発売）特集「欲しいモノ大全」内コーナー「インテリアの巨匠 ジョースズキ氏と考えた デザイナーズ日用品」にて、渡辺力氏デザインによる時計「小さな時計」と小泉誠氏デザインによる掛け時計「kehai」をご紹介いただきました。
ぜひ、ご覧ください。
p.025 [インテリアの巨匠 ジョースズキ氏と考えた デザイナーズ日用品 3CHOICES]
世界文化社 | Begin
https://www.e-begin.jp/article/356146/
小さな時計 / designed by Riki Watanabe
1970年に発売された、パーソナルクロックの先駆けとも言える｢小さな壁時計｣。当時主な需要は贈答用で、装飾過多な大型サイズばかりであった掛け時計に対する画期的なデザインでした。多くの建築家やデザイナーに支持されつつも、その後生産終了となっていましたが、サイズやレリーフ文字、針止めなど当時の雰囲気はそのままに、新たに型を起こしデザインも見直して、2007年に渡辺力モデルとして復刻生産しました。
kehai / designed by Makoto Koizumi
少し曖昧な時の気配をカタチにしたkehai。2004年にデザインされたこの時計を復刻しました。
ぼんやりと見える針の動きが半透明のガラス越しに曖昧な時の気配を柔らかく伝えてくれます。色は空間に馴染み、より気配として佇むよう壁の素材に合わせた3色で、秒針の赤い点がゆっくりと回る様はオブジェのようです。薄く繊細ながら強靭なアルミ枠体は鋳造の技術が活かされ、その製造を高田製作所がおこなっています。