DESIGN OBJECTS
Quaint / Orb
Designed by Shin Azumi
かつて航海や天体観測で用いられた、古く錆びた真鍮の計器をイメージの源泉とした掛け時計。着色面を細く削り取る事で文字盤とし、真鍮を露出。
真鍮と着色のコントラストが素材感を魅力的に引き立てつつ、文字盤の視認性を高めています。
特徴のある質感は、富山県高岡市の伝統産業である真鍮鋳物とその表面への特殊な着色技術によってもたらされたもので、伝統工芸士の方々によって製造されています。打ち放しコンクリートや煉瓦といった、強い素材感をもった壁面に掛けても見劣りのしない、豊かな質感を持ったデザインとなる事を意識しました。
【Craftsmanship】-研ぎ澄まされた手の技-
真鍮着色について
それぞれ高岡銅器の伝統的着色技法の代表的な、糠(ぬか)焼き朱銅色の手法を応用して発色しています。
薬品と熱で斑紋の柄を引き出した後に、黒染処理をした斑紋黒染色。純銀メッキを施した、斑紋純銀色。
緑青を発色させアンモニアガスに反応させて斑紋ガス青銅色にしています。
Design: 安積 伸
鋳物師: 林 晴彦
伝統工芸士: 折井 宏司
Line up
Quaint
Specification
品名 |
Quaint |
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品番 |
斑紋純銀色 : AZ15-06 SL / 斑紋ガス青銅色 : AZ15-06 GN / 斑紋黒染色 : AZ15-06 BK |
サイズ | φ250×d36mm |
重量 | 1,400g |
素材 | 真鍮 |
種類 | 掛時計 / クォーツ |
品名 |
Orb |
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品番 |
斑紋純銀色 : AZ15-07 SL / 斑紋ガス青銅色 : AZ15-07 GN / 斑紋黒染色 : AZ15-07 BK |
サイズ | φ180×d42mm |
重量 | 960g |
素材 | 真鍮 |
種類 | 掛時計 / クォーツ |
安積 伸
Shin Azumi
プロダクトデザイナー。
1965年神戸生まれ。1989年京都市立芸術大学卒業。1994年英国王立美術大学修士課程修了。1995年より10年間 デザインユニット「AZUMI」として活動。2005年に個人デザイン事務所「a studio」を設立し、プロダクト・家具のデザインを中心に国際的な企業と協働している。受賞歴、美術館収蔵多数。法政大学教授。神戸芸術工科大学客員教授。