シンガポール家具協会による、サスティナビリティビジネスモデル変革ミッションとして、サスティナブルを実践する日本企業を視察され、その一社としてレムノスが選ばれました。

シンガポールにおけるサスティナビリティリーダーや、サスティナビリティの強化に興味のある企業に対する必要なケーパビリティ構築の支援として、「日本のトレンドやベストプラクティスの共有」、「日系企業とのパートナーシップの構築」、「日本市場のビジネスチャンスに関する情報共有」を目的として、シンガポール家具協会代表のPHUA Booon Huat氏をはじめ、約20名に来社いただきました。

シンガポール家具協会の皆様と

レムノスは、IFFS（シンガポール国際家具見本市）への出展を機にシンガポール家具協会との関係が構築され、今回視察に推薦をいただきました。

シンガポールのビジネスパートナーである、Lingua Franca Holdings Pte Ltdの藤山氏と共に、セミナー形式でレムノスブランドの概要と持続可能な取り組みをご紹介させていただきました。ロングライフを推進するシンプルでミニマムなデザイン、そして様々な素材を効果的に活用しているモノづくりに興味を持っていただきました。特に、廃棄衣料を素材に用いたPANECO CLOCKの企画背景に対して多くの質問がありました。

Lingua Franca Holdings Pte Ltd 藤山氏

今回のプレゼンテーションにより、シンガポールの多くの企業に弊社の取り組みを紹介でき、お互いの地域のサスティナブルに関する考え方について積極的に意見交換する場となりました。この貴重な機会を大切に、今後も持続可能な社会への貢献を目指して取り組みを続けてまいります。

シンガポール家具協会代表 PHUA Booon Huat氏とLemnos 菊地専務取締役

シンガポール家具業界の概況

シンガポールの家具産業は、この国を先進国へと変貌させた産業化のパイオニアのひとつです。高密度な都市環境の中で、ホリスティックな生活空間を創造する最前線をリードしているため、現在ではユニークなエッジを持つ活気あるライフスタイル産業となっています。

業界のエコシステムは多様で、メーカー、内装工事専門業者、小売業者、デザイナー、素材・製品・サービスプロバイダーで構成されています。各セクターはそれぞれ独自のニーズを持っていますが、国際化、革新、持続可能性を柱に、未来に向けてより良い変化を遂げようとする情熱は共通しています。

シンガポールの家具メーカーは、常に国際的なトレンドや動向を把握し、国内外の市場に対応したデザイン性に優れた高品質な家具コレクションを幅広く展開しています。その誠実さ、信頼性、プロ意識は高く評価され、信頼できる顧客志向、品質志向の優れたビジネスパートナーとして知られています。このような高いレベルの信頼と信用が、彼らの世界的な地位を高め、現在では８０ヵ国以上の国々でグローバルに活躍しています。

シンガポール家具協会(SFIC)について

シンガポール家具協会は(Singapore Furniture Industries Council)は、１９８１年にシンガポールの家具、調度品産業の公式代表機関として設立されました。家具メーカー、内装工事業者、小売業者、デザイナー、材料・部品、サービス業者などが加盟しています。

現在、シンガポールの老舗家具メーカーの９５％が加盟しており、そのうち６５％は中国、インドネシア、マレーシア、ミャンマー、タイ、ベトナムなど、地域内の様々な国に子会社の製造工場を有しています。

SFICは、家具のエコシステムにおけるプラットフォーマーとして、企業や業界の成長と変革のために積極的な役割を果たしています。４０年にわたり、貿易、人材、デザイン開発、ビジネス改革活動の導入、ビジネス能力の向上、持続可能性の重視などを通じて、会員がビジネス環境の変化に適応できるよう支援してきました。これらのプログラムは、シンガポールの家具産業に対するSFICのビジョンである「持続可能な都市生活のための明日のワーク・ライフ・インテグレーションの結節点となる」ことを支援することを目的としています。

SFIC 公式サイト
www.singaporefurniture.com